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| I型 | 中間型 | L型 |
鼻を高くする隆鼻術に利用されるものの素材には、biologic materialsとalloplastic materialsに分けることができます。
biologic materialsは、自分の体からとった組織で、軟骨や筋膜、真皮などの自然組織が主となります。
ご自身の体の組織であるため、感染など人工物特有の後遺症も無く、また動いてしまうという心配もない反面、長期的に見ると吸収されてしまうこと、厚さの調節が難しく、思い通りの鼻に近づけることが困難であること、また気に入らなかった場合の修正が難しいという点もあり、隆鼻素材としてその適応が限定される部分もあります。
もう一つの素材、alloplastic materialsとして代表的なものはシリコン樹脂です。
シリコン樹脂は、体からの拒否反応が極めて少なく、安全な人工埋入補填材料として、50年近く利用されてきたという長い歴史と信頼があります。
手術方法が比較的簡単であり、また細工しやすいため、鼻の形態を繊細に整えやすく、より思い通りの鼻に近づける結果が出やすい点が挙げられます。
また手術後、万が一患者さまの希望に添わなかった場合には、挿入したプロテーゼを入れ替えるなどの修正が比較的簡単に行なえます。
患者さまの鼻の状態や希望を伺い、適応を見極めた上で、適切な大きさ・形態の鼻整形プロテーゼを挿入すれば、手術も確実にうまくいきますので、総合的に考えると現在もっとも理想的な隆鼻素材といえるでしょう。
鼻整形で使用するプロテーゼは、その形によって大きく分けて、L型、I型、L型の下部分を短くカットした中間型のものがあります。
I型は患者さまそれぞれの鼻の状態に応じて長さを調節して使用します。また鼻整形に使うプロテーゼは、形やサイズの他に、soft or hardの硬度もさまざまなタイプが存在します。どちらかというと、soft typeを使用するのがお勧めです。Hard typeは皮膚やその周辺の組織に負担をかけてしまうので、長期的に見ていくと、皮膚が薄くなってしまい、プロテーゼの形が透けて見えるようになってしまうなど、インプラントを挿入していることがわかってしまう状況になりやすいのが理由です。また、鼻の根元では鼻骨の曲面ラインに密着しにくく、鼻の途中に段がある場合などは特に根元部分から浮き上がりやすいため、インプラントの実際の厚みより、高さが出すぎて不自然な鼻の形になってしまうこともあります。